- アプリトイズ(App toys)を通じて芸術·体育分野の屋内ゲーミフィケーション(Gamification)市場を開拓
-日本、ベトナム、インドネシア、オーストラリアなど計6カ国に進出…次の目標は米国・欧州市場
(写真説明)㈱グニスの代表的な製品「スマートパレット」
コロナパンデミック以降、屋内中心の日常生活が重要視される時代が到来し、これに合わせて様々な製品やサービスが開発された。各国でウィズコロナへの転換が徐々に図られているが、人々が既に室内で安全に活用できる製品やサービスの効率性、利便性に慣れているだけに、当該分野の需要は持続する見通しである。
世界的に子どもやシニア層のスマートフォン普及率が急増しており、モバイル機器用アクセサリー市場も着実な成長を見せている。子どもを対象に遊びの中で創造力を育てることができる製品を発売している㈱グニス(代表イ・ユンジェ)は、スマートパレットをはじめとするアプリトイズ(App toys)を通じて芸術・体育分野の室内ゲーミフィケーション(Gamification)市場の開拓を図ろうとしている。
2014年にIoT専門開発者が集まって㈱グニスを設立し、スマートデバイス向けデジタル美術教育デバイス「スマートパレット」を開発した。スマートフォン、タブレットPC、タッチパネルテレビなどに有線または無線で接続して使用できるスマートパレットは、専用アプリで1,000以上の多様なコンテンツを無料で提供し、質の高い美術教育を実現する新概念のアプリトイズである。
㈱グーニスのスマートパレット製品は、ハードウェアとアプリケーション(App)を組み合わせた融合・複合IoT製品である。ハードウェアとアプリケーションの連携を通じて、モバイル機器に不慣れな子どもやシニア層のスマートデバイスに対するハードルを下げる役割。
スマートデバイスとの互換性により1,000以上の良質の無料コンテンツを提供し、ユーザーに美術教育を基盤とした遊び、教育、心理、治療などの経験を提供する製品である。発売以来、携帯性と直感性に集中したリニューアルにより利便性も高めた。
スマートパレットはB2Cだけでなく、B2G、B2C分野のビジネスも可能なモデルである。スマートストアを通じてオンラインマーケットを先占し、エレクトロマート31店、モッテンコヤンイ146店などに進出するなど、オフラインマーケットにも積極的に進出している状態である。さらに、キッズカフェや市道庁、図書館、認知症療養センターなどにもスマートパレット体験館を設置しているほか、全国の小学校へも約1,000台のスマートパレットを納品する予定である。
㈱グニスは海外展示会や商談会を通じて日本、ベトナム、インドネシア、オーストラリアなど計6カ国にスマートパレットを輸出し、輸出額は7万ドルを突破した。海外のリファレンスをもとにして、グローバルブランドとして認められるようになった。
アマゾンと東南アジア最大の海外オンラインショッピングモールで毎月12,000ドルという売上高を達成し、累積販売台数は70万台を突破した。また、海外インフルエンサーのSNSチャンネルで取り上げられ、海外マーケティングの窓口を確保しており、さらなる販路開拓のための土台が準備された状況である。
アジア最高のスタートアップイベントであるEchelon ASIA SUMMITでトップ100に選ばれ、アジアの投資家やコラボレーションパートナーとのネットワークがあり、サムスン・ベンチャー投資から投資を受けた経験を生かし、既存の取引先を活用して米国・欧州への進出を予定している。㈱グニスのイ・ユンジェ代表は「スマートパレットは政府事業やデータ活用コンテストなどで大統領賞や大賞などを受賞し、事業の拡張性があることを確認した」とし、 「現在、売上高が着実に増加しており、アプリトイズの市場性を確保している」と伝えた。